SNSや美容系掲示板で頻繁に見かける「ミルクティーベージュにしたけれど、1週間で汚いヤンキー金髪になった」という悲痛な声。果たしてミルクティーベージュの色落ちは何色になるのが本来の姿なのでしょうか。都内有数のカラー特化型サロンのトップカラリストへの取材や毛髪科学のデータから検証すると、その決定的な要因は「日本人の髪が持つメラニン色素の削り具合」にありました。
そもそもミルクティーベージュというヘアカラーは、黄みや赤みを打ち消す補色(紫やシルバー、グレー)を絶妙に調合したベージュアッシュ系の薬剤で作られます。洗髪を繰り返すうちに、分子の小さい紫やブルー系の染料が先行して毛髪外へ流出します。その結果、残ったベースの脱色度合いが露出し、「黄ばんで汚い」と感じられる状態に陥るわけです。
「黄ばんで汚くなる」現象が起きやすいのは、主に「ブリーチ1回でオレンジ味が強く残った状態に、薄いベージュを重ねたケース」です。土台のアンダーカラーが十分に明るくなっていない段階で色落ちが進むと、くすんだ赤茶色と黄色が混ざり合い、ツヤを失ったパサつき感が強調されてしまいます。逆に、毛髪のメラニンを均一にコントロールした状態であれば、ミルクティーベージュの色落ち後も綺麗なクリーミーベージュや透け感のあるブロンドへと品良く移行します。