ロードバイクのペダル外し方完全ガイド!固着と逆ネジの罠をプロが解説

ロードバイクのペダル外し方完全ガイド!固着と逆ネジの罠をプロが解説

ロードバイクのペダル外し方完全ガイド!固着と逆ネジの罠をプロが解説に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

Q1:ペダルを回す方向がどうしても分からなくなったら、どう確認すればいいですか?
A1:自転車を通常の走行状態で地面に置き、工具をペダル軸に差し込んだ状態で「後輪(後ろ)に向かって押し下げる」と覚えてください。左右どちらのペダルであっても、後輪側へ回すことで必ずネジが緩みます。ペダルの軸を外側から観察すると、多くの場合「R(右)」「L(左)」の刻印があり、ネジ山の溝が斜めに刻まれています。右ペダルは右上がり、左ペダルは左上がりの溝になっていますが、迷ったら「後輪側に倒す」が最も確実な識別法です。

Q2:シマノの最新SPD-SLペダル(12速世代対応)にはペダルレンチをかける平らな面がありません。どう外せばいいですか?
A2:近年のシマノ上位グレード(デュラエース PD-R9100/R9200、アルテグラ PD-R8000/R8100、105 PD-R7000/R7100など)は、ペダル軸外側のスパナ用フラット面が廃止され、「クランクアームの裏側から8mmの六角レンチを差し込む構造」に一本化されています。外す際は、クランクの内側(ホイール側)から8mm六角レンチを奥まで完全に挿入し、クランクと工具を鋭角に挟み込むポジションで後輪側へ押し下げて緩めてください。ボールポイント側でトルクをかけると穴が舐めるため、必ずストレート側を使用してください。

Q3:潤滑スプレーを吹きかけたら、カーボンクランクに悪影響はありませんか?
A3:一般的な浸透潤滑剤(ワコーズ・ラスペネ等)は金属に対して極めて安全ですが、カーボン樹脂やクリア塗装、デカールに対して長時間付着したまま放置すると、表面の変色や接着層への悪影響を及ぼす懸念があります。浸透スプレーを使用する際は、ペダル軸とクランクの接合部だけにウエスを添えてピンポイントで噴射し、カーボン表面に付着した余剰なオイルはパーツクリーナー等を吹いたウエスですぐに拭き取るのが鉄則です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。