このブームを企業が見逃すはずがない。2026年現在、国内大手のマッチングサービスでは、プロフィール欄に自身の「出生月相」を登録する機能が標準装備されつつある。かつてのMBTI診断に代わり、今や「月相」が最も手軽な自己表現ツールとなったのだ。
「メッセージを送る前に、相手の月相を確認するのが当たり前になった」と語るのは、都内のIT企業に勤めるタカシさん(28)。効率的に相性の良い相手を見つけるためのフィルタリングとして、この簡易的なテストが実用化されている現状は、現代のシニカルな恋愛事情を如実に物語っている。