射精介助士の資格は実在する?障害者の性介助と現場の真相【2026】

射精介助士の資格は実在する?障害者の性介助と現場の真相【2026】

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障害者の性支援という極めて重いテーマを社会に提起した象徴的な存在が、作家であり社会活動家の坂爪真吾氏が率いた一般社団法人ホワイトハンズです。同団体は2008年の設立以降、自力での射精が困難な男性障害者(頚髄損傷や脳性麻痺など)を対象に、看護師や専門スタッフが訪問して自慰を補助する「射精支援サービス(ケア射精)」を提供し、大きな社会的反響を呼びました。

当時の支援内容は、スタッフが直接的な性行為を行うのではなく、医療用手袋や衛生器具(TENGA等)を用い、排泄や清潔保持の延長として「衛生的な射精管理」を行うという厳格なプロトコルに基づいたものでした。料金相場は入会金や年会費に加え、1回の訪問(約40分〜60分)につきおおむね5,000円〜1万円前後の実費負担が設定されていました。

しかし、ホワイトハンズは2026年3月末をもって射精支援事業を完全に終了しています。撤退の要因には、スタッフの心理的・身体的負担の大きさ、担い手の確保の難しさ、そして「医療行為でもなく公的介護でもない領域」を民間非営利団体だけで背負い続ける構造的限界がありました。現在のホワイトハンズは、障害者の性に関する電話相談やピアサポート、風俗従事者の支援事業(風テラスなど)に軸足を移しており、直接的な身体介助サービスは行っていません。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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