韓国における美容整形の利用者は女性だけにとどまりません。近年特に目覚ましい変化を遂げているのが、美容整形の男女比の推移です。
かつては「女性9:男性1」と言われていた市場ですが、直近の現地クリニック動向では男性患者の割合が全体の約18〜20%にまで伸長しています。特に20代〜30代のビジネスパーソンや就職活動を控えた男子学生の間で、「清潔感」や「引き締まった顔つき」を手に入れるための自己投資として、鼻筋のプロテーゼ挿入や目元の目力矯正、ニキビ跡のレーザー治療が一般化しています。
一方、世界的な影響力を持つK-POPアイドルや俳優の整形事情はどうでしょうか。ファンの間では「韓国アイドルはほぼ全員整形しているのではないか」という議論が絶えませんが、業界関係者の証言によると、事務所単位での管理方針は時代とともに大きく変化しています。
かつてのように「誰もが同じような高い鼻とシャープなアゴ」を目指す規格大量生産型の手術は敬遠され、現在は本人の骨格の個性を残しつつ、カメラ写りを極限まで最適化する微調整(ヒアルロン酸注入、輪郭注射、歯列矯正、目元の微細な修正)が主流です。最近では、YouTubeやバラエティ番組で自ら施術経験をあっけらかんと告白するアイドルも増加しており、「隠す恥ずかしいもの」から「自己管理の徹底の証」へと世間の認識がパラダイムシフトを起こしています。