航空会社選びの最大のモチベーションとなるマイレージ制度において、マイル還元率の違いとカード特典の設計は大きな比較ポイントです。日々のショッピングとフライト搭乗の双方でマイルを最大化するアプローチは両社で異なります。
ANAカードとJALカードの比較を行うと、基本還元率は一般カードで0.5%、ショッピングマイル・プレミアム加入やゴールドカードへの移行で1.0%〜最大1.5%相当まで引き上げられる点ではほぼ互角です。ただし、ポイントサイトからの移行ルートや日常決済でのボーナス付与キャンペーンの豊富さではANAカードがやや有利と評価されています。楽天ポイントやnanaco、各種提携先との親和性が高く、陸マイラーにとってマイルを量産しやすい環境が整っています。
一方、貯めたマイルの使い道である特典航空券の予約しやすさに目を向けると、状況は一変します。ANAは提携航空会社の特典席を含めて座席開放数が多いものの、人気路線や大型連休での予約倍率が極めて高く、激しい争奪戦が発生します。対するJALは「JAL国際線特典航空券PLUS」などのダイナミックプライシングを導入しており、必要マイル数が変動する代わりに「マイルさえ出せばピーク期でも確実に座席が取れる」という利便性を確立しています。国内線特典航空券でもJALの方が直前予約を取りやすい傾向があります。