危機的状況の中で、経営陣の動きも慌ただしくなった。代表取締役社長の夏野剛氏は急遽会見を開き、被害の拡大を深刻に受け止めるとともに、完全復旧に向けた強固な意志を表明した。情報漏洩の不安を抱くユーザーや関係企業に対して説明を重ね、段階的なサービス再開の展望を示した。
一方、創業者の川上量生氏も自身の発信を通じて、ニコニコが持つ独自のコード体系と歴史的経緯、そしてサイバー攻撃の残忍さについて言及した。システムの根底から見直すプロセスは過酷を極めるが、創業時の熱量を引き継ぎ、より堅牢な姿で再建を果たすというメッセージは、不安を抱くコミュニティにひとつの道標を与えた。