二人の関係性を語る上で外せないのが、創価学会の第二代会長である戸田城聖の存在だ。かね子夫人の実家は戸田の深い理解者であり、大作氏にとっても戸田は人生の師であった。いわば恩師の慈愛のまなざしのもとで育まれた絆である。
結婚後、大作氏が戸田の事業倒産という未曾有の危機を乗り越え、第三代会長へと就任していく激動の過程で、夫婦はまさに一心同体となって歩んだ。資金難や世間の厳しい風当たり、度重なる裁判闘争。あらゆる逆風の中でも、かね子夫人は一切の動揺を見せることなく夫を支え続けた。その決意の固さは、周囲の幹部たちを驚かせたほどだったという。