高熱に伴う激しい関節痛や筋肉痛には、痛みの原因物質であるプロスタグランジンを抑える解熱鎮痛薬が有効です。ただし、自己判断での市販薬服用には重大な注意が必要です。
特に小児や若年層において、アスピリン(サリチル酸系)やロキソプロフェン、ジクロフェナクナトリウムなどのNSAIDsを使用すると、「インフルエンザ脳症」や「ライ症候群」といった重篤な合併症を誘発する危険があります。安全に使用できる成分は「アセトアミノフェン」です。自宅にある解熱剤を使う前に、必ず医師や薬剤師に成分を確認してください。
職場復帰や学校登校の基準となる出席停止期間は、学校保健安全法で次のように定められています。
【出席停止期間の基準】
「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」
発症日(熱が出た日)を「0日目」と数える点に注意が必要です。例えば、月曜日に発症した場合、最速でも土曜日までは外出自粛となります。解熱したからといってすぐに職場や学校へ復帰すると、体内に残るウイルスを周囲へ撒き散らすことになるため、基準期間を厳守することが社会的な感染拡大を防ぐ要となります。