ダンスロックバンドを標榜するDISH//において、橘柊生のポジションは「DJ・キーボード・MC・Rap」という極めて特殊かつ重要な立ち位置です。一般的な4ピースバンドの枠組みにとどまらず、エレクトロニックなビートメイクやスクラッチ、叙情的なピアノリフを楽曲に融合させることで、DISH//独自のハイブリッドなサウンドを生み出しています。
特にライブパフォーマンスにおける彼の役割は絶大です。MCとしてテンポ良くステージを回し、観客のボルテックスを一気に高める煽りスキルは業界内でも屈指の腕前。代表曲『猫』や『沈丁花』などのエモーショナルな楽曲では繊細なキーボードの旋律で支え、アッパーチューンでは切れ味鋭い高速ラップを繰り出します。
音楽プロデューサーとしての側面も持ち合わせており、バンドの枠を越えた楽曲提供やリミックスワークにも積極的です。クラブカルチャーに精通した本格派DJとしての知見が、現在のDISH//のサウンドクオリティを底上げする原動力となっています。