都心の一等地・南麻布の米軍専用施設、Ghq接収と知られざる真相

都心の一等地・南麻布の米軍専用施設、Ghq接収と知られざる真相

都心の一等地・南麻布の米軍専用施設、Ghq接収と知られざる真相に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

なぜ赤坂にあった旧「山王ホテル」が、現在の南麻布へと形を変えて軍用施設であり続けるのか。その起源は1932年の開業、そして二・二六事件の舞台となった昭和初期にまで遡る。太平洋戦争の終結直後、破竹の勢いで進駐してきた連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)とそのトップであるダグラス・マッカーサーは、都心の主要建築物を相次いで接収した。

中でも旧山王ホテルは最高幹部たちの宿舎や将校クラブとして重用され、占領政策の策定や日米関係の再構築に向けた極秘会談の場となった。その後、1983年に赤坂の旧館が老朽化に伴い閉鎖・返還された際、代替施設として南麻布に新設されたのが現在のニュー山王ホテルだ。敷地こそ移転したものの、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が敷いた「米軍による都心拠点」という特権構造はそのまま継承されたことになる。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。