ネット上で囁かれる「すでに閉校したのではないか」という噂について、結論から明かすと、東京朝鮮第五初中級学校は現在も閉校しておらず、教育活動を継続しています。ただし、かつて数百人の児童・生徒が机を並べていた昭和の最盛期と比べると、学校の規模や運営形態は劇的に変化しました。
閉校説が広まった主な理由は、児童・生徒数の急減に伴う「学校再編」の議論が外部に断片的に伝わったためです。首都圏に点在する朝鮮学校では、生徒数の減少に対応するため、中級部(日本の中学校に相当)を北区十条にある東京朝鮮中高級学校へ集約・統合する動きが進められてきました。東京朝鮮第五初中級学校においても、学年ごとの複式学級化や中級部の受け入れ体制見直しが俎上に載せられた経緯があり、これが「第五初中は閉校した」という誤った言説へと飛躍した背景があります。
公式のSNSやコミュニティの記録を確認すると、初級部の児童を中心とした授業風景、年間を通じた運動会、学芸会、伝統文化の発表行事などが日常的に発信されています。校舎内では、朝鮮語と日本語を操る児童たちの朗らかな声が響き、地域に開かれたイベントも継続して開催されています。決して廃墟やもぬけの殻になったわけではなく、規模を縮小しながらも、手厚い少人数教育によって命脈を保っています。