検定試験の現場でも同様の兆候が見られる。公益財団法人日本英語検定協会が公表する傾向分析や評価指標の文脈においても、受験者がどのフェーズで思考を飛躍させてしまうのかが関心を集めている。
特に英作文やスピーキングテストにおいて、定型文を暗記していない受験者が直感的にひねり出したフレーズには、独自の言語形成プロセスが観察される。間違えてはいるものの、自分の言葉で世界を表現しようとした証拠だ。このようなエラー(過ち)は、言語習得のプロセスにおいて不可欠な「中間言語」の現れであり、決して無駄な遠回りではない。