ランキングの中位から上位にかけて、最もダイナミックな変化を見せているのがアフリカ大陸だ。特にナイジェリアは急速なペースで人口を伸ばしており、今や世界第5位のポジションを固めつつある。エチオピアやコンゴ民主共和国もこれに続き、21世紀半ばに向けて人口増加の主役が完全にアフリカへシフトしたことを物語っている。
この人口爆発は、巨大な労働力と未開拓の市場というポジティブな側面を持つ。スマートフォン普及率の急上昇やフィンテックの爆発的進化は、先進国を飛び越える「リープフロッグ(カエル跳び)型成長」を生み出した。しかし一方で、都市部のインフラ不足、失業率の高止まり、食料安全保障の危機といった深刻な歪みも生じている。持続可能な開発を進められるかどうかが、世界経済全体の安定を左右する懸念材料となっている。