年月を経て、ふたりは「戦友」と呼ぶにふさわしい深い絆を育んでいく。芸能生活での大きな試練や親しい仲間との別れを経験する中で、静かに言葉を交わし、互いの存在そのものが心の支えであり続けた。若き日の恋心が昇華し、成熟した人間同士の絶対的な信頼へと変化したプロセスは、人生の酸いも甘いも噛み分けた大人にしか到達できない究極の美学と言える。
浅丘はかつて「旭さんは私の青春そのもの。でも今は、何でも話せる世界で一番大切な友達」と語っている。テレビのステージで固い握手を交わし、笑い合うふたりの姿には、過ぎ去った月日に対する後悔など微塵もない。むしろ、共に駆け抜けた濃密な時代への感謝と誇りが満ち溢れている。