事故からの過酷な道のりにおいて、最大の支えとなったのが2010年に結婚した妻でフードスタイリストの大谷マキさんです。結婚からわずか2年足らずで訪れた予期せぬ試練に対し、彼女は一切の弱音を吐くことなく、夫の傍らに寄り添い続けました。
療養生活が始まって以来、日々の栄養管理から身体拘束のないリハビリ環境の整備、精神的なケアに至るまで、大谷さんの献身は言葉では言い表せないほど深いものでした。専門病院での治療を経て、自宅で暮らせる環境を整える際にも、バリアフリー化や介護体制の構築に奔走しています。
家族の支えは妻だけに留まりません。姉をはじめとする親族や近しい友人たちが交代でサポートに入り、ケンタロウさんが孤独を感じることのないよう温かい輪を作り上げました。家族の無償の愛と深い信頼関係こそが、過酷なリハビリを乗り越える最大の原動力となっています。