ナイアシンフラッシュで死亡?激痛と劇症肝不全が招く最悪の結末

ナイアシンフラッシュで死亡?激痛と劇症肝不全が招く最悪の結末

ナイアシンフラッシュで死亡?激痛と劇症肝不全が招く最悪の結末とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

日本国内の安全基準と、海外製サプリメントの実態との間には危険な乖離が存在する。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」において、成人におけるナイアシンの推奨量は1日あたり約13〜15mgNE、耐容上限量は性別・年代に応じて1日あたり300〜350mg(ニコチン酸換算ではおよそ60〜80mg)程度に厳格に設定されている。国立健康・栄養研究所も、上限を超えた摂取に対する警告を継続的に発してきた。

一方、米国のドラッグストアや越境ECサイトで販売されているサプリメントは、1カプセルに500mgから1000mgという、日本の耐容上限量を一撃で超える用量が詰め込まれている。医薬品医療機器総合機構(PMDA)の監視が及ばない個人輸入代行ルートを経由して、これほど危険な高用量製剤が誰でもクリック一つで手に入る現状は、野放しの地雷原に等しい。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。