痛むのか、と問われれば答えは明白だ。痛い。腕の内側、とりわけ上腕二頭筋の内側から脇の下、肘の関節付近にかけての皮膚は非常に薄く、無数の神経終末と血管が集中している。外側の皮膚に針を通す感覚が鈍い摩擦だとすれば、内側は皮膚を鋭利な刃先で引っ掻かれ続けるような、生々しい熱感を伴う激痛に近い。
痛みの閾値には個人差があるものの、施術直後のケアを怠れば炎症や色飛びのリスクは跳ね上がる。アメリカ食品医薬品局(FDA)などの公的機関がインクに含まれる重金属やアレルゲンへの注意喚起を継続している通り、色素沈着やアレルギー反応の可能性もゼロではない。万が一、将来的に除去を望む事態になった場合、美容皮膚科・レーザー治療による長期的な施術と高額な費用、そして完全には消しきれないリスクが伴う現実は、施術前に冷徹に見据えておくべきだ。