『宇宙兄弟』という作品が私たちに与えてくれたのは、夢を追い続ける勇気や、失敗を恐れずに前へ進む情熱だったはずだ。ムッタやヒビト、そして月を目指した数々の宇宙飛行士たちの挑戦は、作者である小山宙哉氏と編集スタッフが莫大な時間と情熱を捧げて創り上げた芸術である。
海賊版サイトで閲覧されたPVや広告収入は、原作者や出版社には1円も入らない。それどころか、作品を生み出す創作のエコシステムを内側から破壊していく。長年連載を支えてきたファンの誇りとして、感動のエンディングは正当な対価を支払って見届けることこそが、作家に対する最高のレスペクトと言えるだろう。