東京都八王子市を区域とする東京24区は、全国でも屈指の注目選挙区となりました。自民党非公認、比例代表との重複立候補不可という背水の陣で臨んだ選挙戦において、萩生田陣営は徹底した「ドブ板選挙」を展開しました。
八王子市議会議員(1991年〜)、東京都議会議員(1999年〜)を経て国政に進出した経歴を持ち、地元での知名度と後援会組織の結束力は群を抜いています。地元商店街や建設関連団体、地域自治会へのきめ細かな根配りは「八王子王国」とも称され、逆風下でも底堅い基礎票を維持しました。
しかし、開票結果は野党統一候補との間で深夜までもつれ込む激戦となりました。新興住宅地や駅周辺のベッドタウン層(無党派層)では政治資金問題への強い批判票が野党へ流れ、従来の選挙戦とは一変した「都市型選挙の厳しさ」を突きつけられた形です。地元住民の間でも、「八王子のインフラ整備や産業振興に尽力してきた実績」を評価する層と、「政治倫理の欠如」を厳しく問う層の間で、評価が明確に分断されています。