博覧会の閉幕とともに姿を消すマスコットが多い中、愛知万博のモリゾーとキッコロは極めて異例のキャリアを歩んでいます。万博閉幕後、二人は役目を終えて「森へ帰った」とされつつも、跡地に整備された愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)の恒久的なシンボルとして活動の場を移しました。
愛知県振興局や施設管理団体の公式発表資料によると、現在二人は「愛知県環境基本計画」のアンバサダーを務めるほか、県主催のSDGs推進イベントや植樹祭、地域交通安全キャンペーンなどに着ぐるみとして頻繁に出演しています。2026年に迎えた「愛・地球博20周年」の節目には大規模な記念フェスティバルが開催され、全国から往年のファンが集結するなど、その求心力は健在です。
「テレビで見かけなくなった=消えた」という印象を持たれがちですが、実態は「全国区の万博プロモーションから、地域に根ざした持続可能な環境シンボルへシフトした」というのが客観的事実です。