Q1:気象庁の「海洋速報」と通常の天気予報の違いは何ですか?
A1:通常の天気予報が地上の気温・降水量・風向きを対象とするのに対し、海洋速報は海面水温の平年偏差、海流(黒潮など)の流軸・流速、海氷データなど海そのものの状態に特化した情報です。台風の今後の発達ポテンシャルや漁場予測の基礎データとして活用されます。
Q2:台風の進路予想でJTWC(米軍合同台風警報センター)と気象庁で予報が異なるのはなぜですか?
A2:使用している数値予報モデルや、最大風速の定義(気象庁は10分間平均、JTWCは1分間平均を採用)が異なるためです。JTWCの方が風速値が高く出やすい特性があります。総合的な進路のブレ幅を把握するため、両機関のデータをクロスチェックすることは有効なリスク管理手法です。
Q3:台風がまだ遠く離れているのに沿岸で波が高くなる「土用波」はどうやって警戒すればよいですか?
A3:気象庁の「沿岸波浪予想図」や波浪観測データで「波の周期」を確認してください。通常の風波は周期数秒ですが、台風から伝わるうねりは周期が10秒〜15秒以上と非常に長くなります。周期が長い波は浅瀬で急激に高さを増すため、晴天であっても海辺に近づかないことが唯一の安全策です。