ネジを回す方向はどっち?緩める・締める向きと固い時の裏技全解説

ネジを回す方向はどっち?緩める・締める向きと固い時の裏技全解説

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SNSや知恵袋などのDIY相談で最も件数が多いトラブルが、「固くて回らないからと力任せにドライバーをねじ込み、十字の溝を削り落としてしまった」という失敗です。この現象は専門用語で「カムアウト(ドライバーの浮き上がり)」と呼ばれます。

カムアウトを防ぎ、確実にネジを回すための鉄則はプラスドライバー 正しい使い方における「押す力7:回す力3」の荷重配分です。多くの人は「回すこと」に意識が向き、回転方向に9割の力をかけてしまいます。しかし、ドライバーの先端は構造上、回転トルクをかけると外側へ浮き上がろうとする斜面形状になっています。手のひら全体でドライバー後端を対象物へグッと体重をかけて押し付けながら、手首をわずか3割の力加減でクイッと捻るのがプロの基本所作です。

また、ドライバーのサイズ不適合もネジ山崩壊の主因です。家庭用プラスドライバーには「No.1(小型家電など)」「No.2(一般的な家具・住宅設備)」「No.3(大型機器や自動車)」といった規格があります。No.2のネジ穴に一回り小さいNo.1のドライバーを差し込んで回すと、接地面が点になって簡単にネジ頭が破損します。ドライバーを当てた際にカタカタとグラつかない、完全密着するサイズを選ぶことが必須条件です。

万が一ネジ山が滑り始めたら、無理な継続作業は即座に中止してください。ネジ山がつぶれたときの対処法として最も手軽で効果的な現場テクニックは「幅広の輪ゴムをネジ頭とドライバーの間に挟み込むこと」です。ゴム素材が高い摩擦力を生み出し、ドライバー先端の滑りを吸収して回転力をネジ本体へ伝達します。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。