「すべての人のための芸術と産業の融合」という19世紀英国の理念を掲げて誕生したV&Aは、まさにロンドン観光ミュージアムおすすめの筆頭格です。大英博物館が歴史や考古学に重きを置き、ナショナル・ギャラリーが西洋絵画に特化しているのに対し、V&Aの主役は人々の暮らしを彩ってきたデザイン、装飾芸術、ファッションです。
訪れる旅行者を驚かせるのが、これほど贅沢な空間と膨大な展示品の数々を「無料」で鑑賞できるシステムです。イギリスの国立博物館政策に基づき、常設コレクションの入場料は完全に無料化されています。エントランスでは任意の寄付(ドネーション)が推奨されていますが、支払いは義務ではありません。
気になるチケット予約について、2026年現在も常設展は予約なしの当日ウォークインで直接入場できます。ただし、サマーシーズンや週末のピーク時間帯(13:00〜15:00)は入場制限による列が発生することがあるため、公式ウェブサイトから「無料入館日時指定チケット」を事前取得しておくと優先レーンから待たずに入館できます。一方、世界巡回を果たすようなロンドンV&A企画展・特別展(ファッションデザイナーの回顧展や現代アート展など)は完全日時指定の有料制(£20〜£28前後)となっており、数週間前に完売することも珍しくないため事前予約が必須です。