諏訪湖の冬の風物詩である御神渡りですが、近年はその出現が極めて貴重なものとなっています。記録を振り返ると、最後に本格的な御神渡りが認定されたのは2018年(平成30年)2月のこと。それ以降は真冬の気温が十分に下がりきらない暖冬が続き、連続して「明けの海(結氷しない、または氷が競り上がらない状態)」の判定が下されています。
2026年の冬シーズンにおいても、諏訪市小和田に鎮座する八剱神社の宮坂清宮司や総代たちによる「毎朝の湖面観測」が厳寒期に行われています。総代らは夜明け前の午前6時30分頃、諏訪湖畔の舟渡川河口付近に集まり、湖面の結氷状態や氷の厚さ、気温、水温を綿密に測定・記録しています。
「現在の諏訪湖の結氷状況をリアルタイムで把握したい」という旅行者や気象ファンの間では、長野県諏訪建設事務所や諏訪市、地元ケーブルテレビ(LCV)などが配信する諏訪湖御神渡りライブカメラの映像をチェックする動きが定着しています。湖面の状態は天候や風向によって数時間で激変するため、現地へ向かう前には公式発表資料やライブ映像による事前の状況確認が必須です。