高速道路(高速自動車国道および自動車専用道路)でのタンデム走行は、一般道よりもさらに厳しい要件が課されています。2005年4月の道路交通法改正によって高速道路での二人乗りが解禁されましたが、重大事故を防ぐために明確な年齢・経験制限が設けられています。
高速道路で二人乗りを行うための条件は、「年齢が満20歳以上」かつ「大型二輪免許または普通二輪免許の保有期間が通算3年以上」、さらに車両が「排気量126cc以上」であることです。どれか一つでも満たしていない場合、高速道路本線への進入は違反となります。125cc以下の原付二種はそもそも高速道路の走行自体が禁止されています。
また、要件を満たしていても絶対に走行できない例外エリアが存在します。それが首都高速道路の二人乗り禁止区間です。警視庁および首都高速道路株式会社の公式発表資料によると、都心部の構造上、カーブが連続し出入口の合流が短い首都高速都心環状線(C1)や、そこから分岐する各線の特定区間(八重洲線、羽田線・目黒線・新宿線・池袋線の一部など)は、交通の安全を確保するため終日バイクの二人乗りが禁止されています。
ツーリングで首都圏を通過する際は、ナビアプリのルート設定で「二人乗り禁止区間を回避」するモードが有効になっているかを必ず確認してください。