ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「冬の通勤はとにかく厚手のセーターを着れば安心」という言説が散見されますが、これは現場のプロから見れば大きな誤解です。
暖房が効いた現代のオフィス環境は、室温が22〜24度に保たれているケースが大半です。厚手のニットを着込んでしまうと、電車内や執務室で汗をかき、その汗が外気で冷えることで激しい「汗冷え」を引き起こします。さらに、汗染みやニオイの原因にもなり、清潔感を損なうリスクがあります。
正解は、着脱による温度調節が容易な「3レイヤー構造」です。「薄手機能インナー」+「薄手ブラウスまたはハイゲージニット」+「ジャケットやカーディガン」という構成にしておけば、社内の温度変化に柔軟に対応できます。また、手首・足首・首の「3つの首」をストールやレッグウェアでピンポイントに保温する方が、着膨れせずはるかに高い保温効果を得られます。