新宝島のコード進行を徹底解剖!初心者向け簡単演奏法と疾走感の秘密

新宝島のコード進行を徹底解剖!初心者向け簡単演奏法と疾走感の秘密

新宝島のコード進行を徹底解剖!初心者向け簡単演奏法と疾走感の秘密にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

リスナーの耳を捉えて離さない『新宝島』のドライブ感。その正体を音楽理論の観点から紐解くと、極めて計算し尽くされた音の配置が見えてきます。楽曲の基本キーはF# minor(または平行調のA major)に設定されており、展開される中心的なコード進行は以下の通りです。

サビやメインパートで繰り返される基本骨格は「F#m7 → Dmaj7 → E → A(またはC#m7)」。いわゆるJ-POPの王道進行(IV→V→III→VI)の派生形でありながら、トニック(主音)への着地を意図的に焦らし、浮遊感を保ったまま前へ前へと推進力を生み出す構造になっています。マイナーコードの物悲しさと、メジャーコードの開放感が目まぐるしく交差することで、ただ明るいだけではない、どこかノスタルジックで泥臭いエモーションが立ち上がります。

さらに決定的な役割を果たしているのがBPM 158という絶妙なテンポ設定です。フロントマンであるサカナクション山口一郎は、当時の特番インタビューや制作手記において、「ダンスミュージックの快楽性と、誰もが口ずさめる昭和歌謡のメロディをいかに融合させるか」「漫画を描く過酷な泥臭さを、丁寧なポップスとして昇華させるために半年間ほとんど寝ずに格闘した」という極限の葛藤を生々しく告白しています。150台後半のBPMは、人間が自然と小走りを始める心拍数に近く、フロアを一瞬で沸騰させるダンスビートとしての機能美を完璧に満たしています。

山田 真由
著者

山田 真由

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