東京の鮨シーンにおいて、「鮨 おにかい」が確立したポジションは極めて独特です。最大の人気の秘密は、「手の届く非日常」と「エンターテインメント性」の完璧な融合にあります。従来の高級鮨店が醸し出す張り詰めた緊張感や、時価と書かれた不透明な会計システムを徹底的に排除し、明朗会計かつ親しみやすい接客で最高峰の仕事を届ける「くずし鮨」という新ジャンルを切り拓きました。
この革新的な店舗を生み出したのは、都内で数々の繁盛飲食店を展開する株式会社MUGENです。代表の内山正宏氏が率いる同社は、中目黒のミシュラン一つ星天ぷら店「天ぷら みやしろ」の「お2階」に空きスペースができたことを機に、2019年に「鮨 おにかい」をオープンさせました。仕入れルートの共通化やグループ店舗同士のシナジーを極限まで高めることで、高級店と同等水準の極上マグロや旬の鮮魚を破格のコース価格で提供する仕組みを構築しています。
さらに、名物である「海老天海苔巻き」に見られるような、グループ内の天ぷら職人が揚げたての天ぷらを階下から運び、その場で酢飯と合わせて手渡しする演出など、五感を刺激するライブ感が来店客の心を掴んで離しません。「敷居は低く、志は高く」という職人たちの姿勢が、スマートフォンの画面越しにも熱量として伝わり、2026年現在も新規ファンを増やし続けています。