山下美月のヴィジュアル表現における転換点を語る上で欠かせないのが、2020年1月に発売された1st写真集『忘れられない人』(小学館)です。フランス・パリでオールロケを敢行した同作は、初版14万部から累計18万部を超える驚異的なメガヒットを記録しました。紙面で披露されたのは、白のランジェリー姿での大胆なポージングや、完全な背中開き・入浴ヌード、ヒップラインを強調したカットなど、従来の坂道グループ写真集の基準を一段引き上げるセンセーショナルな内容でした。
当時の発売記念会見において、山下美月は次のように率直な心情を吐露しています。
「やるからには妥協したくなかった。今の私の等身大の姿を、嘘偽りなく残したかったんです」
そして乃木坂46卒業を目前に控えた2024年春に放たれた2nd写真集『ヒロイン』(小学館)では、アメリカ・ロサンゼルスを舞台に、さらに洗練された肉体美を提示しました。朝の光を浴びるシースルーランジェリーや、ビーチでのビキニ水着カット、しなやかなボディラインを惜しみなく披露したショットの数々は、単なるセクシーさを超え、自立した大人の女性としての自信に満ち溢れていました。出版関係者の証言によると、「女性読者が憧れるヘルシーなボディラインと、男性読者を魅了する圧倒的なフェミニニティの奇跡的な共存」こそが、爆発的な売上を後押しした要因とされています。