江別市を語る上で欠かせないのが、人口約11万人の都市でありながら4つの私立大学(酪農学園大学、札幌学院大学、北翔大学、北海道情報大学)が集積する「学園都市」という側面です。広大なキャンパスを有する酪農学園大学と学生街のリアルを歩くと、作業着姿の学生たちが実習に励み、近隣の定食屋やスーパーではボリューム満点のメニューが学生価格で提供される活気ある光景が日常です。
市内に暮らす学生の多さは、街に若々しいエネルギーと独特のカルチャーをもたらしています。大麻(おおあさ)地区や文京台地区は古くから学生向けアパートが立ち並び、ワンルームの家賃相場は2万円台後半から4万円前後と、札幌市中心部と比較して極めてリーズナブルです。全国各地から集まった若者が暮らすコミュニティでは、時に夜間の騒音やゴミ出しのマナーといった生活摩擦が報告されるものの、学生自治会と町内会による合同清掃活動など、地域に根ざした共生の取り組みが長年続けられています。