入院を検討する家族にとって最大の関心事の一つが「月々の総支払額」です。阪和第二泉北病院の療養病棟における入院費用は、健康保険が適用される「医療費」と、全額自己負担となる「食事療養費・居住費・日常生活費」に大別されます。
医療費自体は高額療養費制度によって所得区分に応じた上限が定められているため、70歳以上で一般所得区分の場合、医療費の窓口負担上限額は月額57,600円(多数該当の場合は44,400円)となります。しかし、家族を悩ませるのは保険外の費用です。光熱水費相当としての居住費(1日あたり約370円)、食事代(1食あたり490円、減額認定がない場合)、さらに病衣・タオル・日用品がセットになった「CSセット(アメニティサービス)」やおむつ代が加算されます。
試算から分かる通り、一般的な課税世帯における総支払額は月額15万円前後に落ち着くケースが標準的です。特別養護老人ホームに入所できない高医療依存度患者にとって、民間有料老人ホームのような高額な一時金や月額20万〜30万円超の固定費が発生しない点は、家計を防衛する上で極めて強力なメリットといえます。