ストーリー中盤の山場であるヤマブキシティのシルフカンパニー。ロケット団の占拠という緊迫した状況下で、ひっそりと佇む社員からラプラスは譲渡される。レベルはわずか25。当時のプレイヤーの中には「なぜこんなにレベルが低いのか」と戸惑った者も少なくない。
しかし、これこそが開発陣の絶妙なゲームデザインだった。直後に控えるグレンタウンへの道中、そして水路の探索において、ラプラスを育てるための「舞台」が完璧に用意されていたのだ。手に入れたばかりの頼りない背中が、双子島を越える頃には頼もしい絶対的エースへと成長する。この育成プロセスそのものが、プレイヤーに強い愛着を抱かせる仕掛けとなっていた。