移動時間における「生産性」と「疲労軽減」を貨幣価値に換算した際、Aシートは誰にとって真の価値を持ち、誰が見送るべきなのか。行動経済学的な観点から冷徹に仕分けを行います。
迷わず利用すべき人の条件
- 移動中にノートPCでのタイピング作業や資料確認を行いたいビジネスパーソン:全席コンセントとテーブルが保証された600円のワーキングスペース代と考えれば費用対効果は極めて高い。
- 大阪〜明石・姫路、京都〜三ノ宮など、乗車時間が45分を超える中長距離利用者:新快速の強烈な横揺れと混雑から解放され、到着後の活動エネルギーを温存できる。
- 大型の荷物を持った出張者や旅行者:座席足元のゆとりや荷物スペースが確保されているため、周囲に気兼ねなく移動できる。
利用を見送るべき人の条件
- 大阪〜京都(約29分)、大阪〜三ノ宮(約21分)など、30分未満の短距離利用者:指定席券600円の短時間でのコストパフォーマンスは低く、昼間の一般車両でも着席できる可能性が高い。
- 前後のスケジュールが流動的で、指定した列車に縛られたくない人:新快速は15分ヘッドで高頻度運行されているため、あえて1日6往復しかないAシートに拘束されると移動の機敏性を損なう。