ネット上では「芳根京子の実家はお金持ち」という噂と「父親の会社が倒産して極貧生活を送った」という相反する情報が交錯しています。取材記録や当時の経済報道を照合すると、この両方の情報がともに事実であることが分かります。
父親である芳根聡(さとる)氏は、かつて広告業界で名を馳せた敏腕クリエイターでした。大手広告代理店勤務を経て独立し、広告制作会社「スーパー・ブレーン」を設立。年商数十億円規模を誇る優良企業へと成長させ、テレビCMの制作や大型イベントのプロデュースを次々と成功させていました。芳根京子が幼少期を過ごした杉並区の自宅はプール付きの豪邸と噂されるほどで、まさに裕福な家庭そのものでした。
しかし、暗雲が立ち込めたのは2000年代半ばです。IT産業の急拡大に伴い、父親の会社は当時急成長を遂げていたライブドアとの共同事業計画に巨額の資金を投じました。ところが、2006年に発生した「ライブドアショック」の余波をまともに受け、事業計画は完全に頓挫。連鎖する形で多額の負債を抱え、父親の会社は倒産を余儀なくされたのです。
社長から一転して無職となった父親は、その後、家族を養うためにプライドを捨てて奔走します。製造業の現場作業員や農業の手伝い、通信関連の営業など、泥臭い仕事に汗を流しながら負債の返済と生活の維持に尽力しました。当時の父親の背中について、芳根京子は後に「どんな状況になっても弱音を吐かず、家族を守ろうとしてくれた」と深い敬意を込めて振り返っています。