ネット上で度々話題にのぼる「修道院長役の訃報」や「シスターたちの死亡説」について、事実関係を正確に整理します。厳格ながらも深い慈愛でデロリスを受け入れた修道院長役を演じた英国の名女優デイム・マギー・スミス(Maggie Smith)は、2026年9月27日、ロンドン市内の病院で息を引き取りました(享年89)。『ハリー・ポッター』シリーズのミネルバ・マクゴナガル教授役としても世界中から愛された彼女の訃報は、BBCをはじめ世界各国のトップニュースとして報じられ、映画界に深い悲しみをもたらしました。
訃報を受け、主演のウーピー・ゴールドバーグは自身のSNSおよび自身が司会を務める米ABCの長寿トーク番組『The View』において、「彼女は比類なき偉大な職人であり、共演できたことは私の人生最大の誇りです」と沈痛な面持ちで語り、映画の中で見せた二人の確固たる絆が私生活でも続いていたことを明かしました。
一方で、ファンの間で錯綜しがちな「シスター役キャストの死亡説」ですが、全員が亡くなったわけではありません。すでに鬼籍に入られたキャストと、現在も第一線で精力的に活躍を続けているキャストにはっきり分かれています。
劇中で強烈なインパクトを残した個性豊かなシスターたちの足跡をたどると、高齢のシスター陣の中には惜しまれつつ旅立った名優たちがいます。
- シスター・メアリー・ラザラス役(メアリー・ウィックス):聖歌隊の指揮を担当していた無愛想だが情に厚いベテランシスター。数多くの名作に出演した名脇役でしたが、続編『天使にラブソングを2』公開後の1995年10月に85歳で逝去しました。
- シスター・アルマ役(ローズ・パーレンティ):ピアノ伴奏を担当し、デロリスのグルーヴに合わせてファンキーな演奏を披露した小柄なシスター。彼女もまた1996年に85歳でこの世を去っています。
- エディ・サウザー警部補役(ビル・ナン):デロリスを修道院へ匿い、奔走した心優しき警察官を演じたビル・ナンは、スパイク・リー監督作の常連としても知られましたが、2016年9月に62歳の若さで白血病のため逝去しました。
対照的に、若手・中堅のシスターを演じたキャストたちは、2026年現在も極めて健在です。天真爛漫な笑顔と豊かな体躯で場を明るくしたシスター・メアリー・パトリック役のキャシー・ナジミーは、ディズニー映画『ホーカスポーカス2』(2026年)への出演や人権擁護活動家として積極的な発信を続けています。
また、内気な性格からデロリスの指導によって驚異的な美声を響かせるシスター・メアリー・ロバートを演じたウェンディ・マッケナは、人気海外ドラマ『NCIS』や映画『幸せへのまわり道』など数多くの映像作品で実力派俳優として活躍しています。なお、劇中におけるメアリー・ロバートの圧巻のハイトーンボイスは、歌手アンドレア・ロビンソンが吹き替えを担当したことが映画ファンの間では有名なエピソードです。