ドロンズ石本を語る上で欠かせないのが、実業家としての手腕です。2007年、東京・恵比寿にオープンした馬肉料理店「馬肉屋たけし」は、芸能人が名前だけを貸す名義貸し店舗とは一線を画し、石本自身が厨房やフロアに立ち、熊本直送の新鮮な馬肉を提供する本格派の店として一躍有名になりました。
芸能界の仲間だけでなく一般のグルメファンからも愛され、予約困難な名店として10年以上にわたり繁盛を極めましたが、近年ネット上では「恵比寿の店が閉店したのではないか」という噂が急速に拡散しました。この真相を関係各所への取材から検証すると、都市開発に伴うテナント契約の満了や、コロナ禍以降の飲食業界全体の構造変化に対応するための「営業形態の再編」が背景にあったことが判明しています。
単一の店舗に縛られるリスクを回避し、現在は飲食プロデュースや地方物産とのコラボレーション、限定的なイベント出店など、より持続可能なビジネスモデルへと舵を切っています。そのため、「恵比寿の固定店舗が閉まった=破産や完全撤退」というネットの憶測は誤りであり、時代のニーズに合わせた事業転換というのが正確な実態です。