超加工食品とは?身近な食卓に潜む罠と2026年最新の健康リスク真相の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
食品の安全性を語る際、長らく基準とされてきたのは「カロリー」や「三大栄養素(PFCバランス)」でした。しかし、この栄養素還元主義に一石を投じたのが、ブラジル・サンパウロ大学のカルロス・モンテイロ教授らが提唱したNOVA分類の定義です。NOVA分類では、食品を「栄養成分」ではなく「加工の目的と度合い」によって以下の4グループに大別します。
NOVA分類分類の定義と加工目的超加工食品の具体例一覧編集部の見解・日常への侵食度グループ1
未加工・最小加工食品自然のまま、または可食部の分離・乾燥・粉砕・冷凍など基本的な処理のみ施された食品生鮮野菜、果物、精米、生肉、鮮魚、生乳、乾燥豆、無添加の冷凍野菜理想的な食事の基盤。調理の手間はあるが栄養構造が保たれている安全圏。グループ2
加工調理素材自然物から抽出・圧搾・精製された、家庭やレストランでの料理に使用する調味料オリーブ油、植物油、バター、砂糖、塩、酢単体で食べるものではなく、グループ1を美味しく食べるための助剤。適度な使用が基本。グループ3
加工食品グループ1にグループ2を加え、保存性の向上や味付けを目的に伝統的製法で作られたものシンプルな原材料のパン、チーズ、伝統製法の味噌・醤油、オイルサーディン、野菜の塩漬け食文化を彩る伝統食。塩分や糖分の過剰に気をつければ、主食・主菜として健全に機能。グループ4
超加工食品(UPF)台所にはない工業原料(分離タンパク質、異性化糖、硬化油等)や添加物を多用し工業的に製造菓子パン、カップ麺、炭酸飲料、エナジードリンク、ポテトチップス、チキンナゲット、加工肉極めて安価で保存性が高く過食を促す。日本の都市生活者の摂取エネルギーの40〜50%を占有。
グループ4に該当するウルトラプロセスフード最大の特徴は、「家庭のキッチンでは再現できない工業的な製法と成分で構築されている」という点です。例えば、小麦粉と水と塩、酵母だけで焼き上げたグループ3のバゲットと、日持ちを良くし柔らかさを保つために乳化剤、イーストフード、マーガリン、果糖ぶどう糖液糖を投入した市販の菓子パンを比べると、その加工の隔たりは一目瞭然です。