遺書が公開された当時、ソーシャルメディアやネットコミュニティでは激しい議論が巻き起こりました。当時のSNS反応や取材ログを分析すると、単なる芸能スキャンダルへの消費にとどまらない、「裏切りを知った人間の極限状態」に対する痛切な同情が集まっていました。
特にET-KINGのメンバーが見せた苦悩は計り知れません。リーダーのイトキンさん(2018年逝去)をはじめとするメンバーは、盟友の突然の死を受け入れられないまま活動休止を余儀なくされ、その後遺書の全貌を知ることとなりました。公の場でのコメント取材において、メンバーは「TENNの思いを背負い、彼の生きた証を歌い続ける」と語り、怒りや憎悪の表出を抑えながら音楽活動に没頭する姿勢を貫きました。
一方で、相手方とされた阿部力さんの公式SNSには数万件規模の批判が殺到し、予定されていた舞台や映像作品からの降板・露出減少が相次ぎました。また、上原多香子さんも予定されていた全国ツアーやメディア出演が事実上の白紙となり、表舞台からの長期的な撤退を余儀なくされました。当事者たちの言動と世論の乖離は、情報社会における「個人の行動責任」の重さを強烈に印象付ける結果となったのです。