壮麗なオーケストラサウンドに乗せて、圧倒的な声量と豊かな表現力でシンドバッドの歌唱パートを担当しているのが、日本屈指のミュージカル俳優である坂元健児氏です。
坂元氏は劇団四季の研究所を経て看板俳優へと上り詰め、日本初演となったミュージカル『ライオンキング』の初代シンバ役に抜擢された輝かしい経歴を持ちます。代表ナンバー『終わりなき夜』などで見せた圧倒的なロングトーンと魂を震わせるハイトーンボイスは、日本のミュージカル史における伝説として語り継がれています。
劇団四季退団後も『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役をはじめ、東宝ミュージカルやストレートプレイなど数々の舞台で第一線を走り続けています。『コンパス・オブ・ユア・ハート』のレコーディングにおいても、迷いのない力強さと温かな包容力を併せ持つシンドバッドのキャラクター像を見事に歌声だけで構築しました。
終盤の「心のコンパスを信じて」と歌い上げるサビ部分の突き抜けるようなハイトーンは、パークの音響空間を通して聴く者の全身を震わせます。アラン・メンケンのメロディと坂元健児氏の天性のボーカルが融合したからこそ、15年以上を経た現在も色あせない感動を生み出しています。