二人の関係性を語るうえで避けて通れない最大の転機が、2013年1月18日に発生した悲劇でした。当時34歳という若さだった大橋アナが、自宅で就寝中に突然、若年性脳梗塞を発症したのです。
異変にいち早く気づいたのが、同居していた夫の城石氏でした。大橋アナの顔の歪みや身体の麻痺といったわずかな異常を見逃さず、迅速に救急車を手配。脳梗塞治療において極めて重要とされる「発症からの初期対応時間(ゴールデンタイム)」内に専門医療機関へ搬送されたことで、血栓溶解療法等の適切な処置が施され、一命を取り留めるとともに重篤な後遺症を回避することができました。まさに、前夫の的確な初動が彼女の命を救ったと言っても過言ではありません。
その後の約8ヶ月間にわたる療養・リハビリ期間中も、城石氏は当時ヤクルトの二軍守備走塁コーチという激務に身を置きながら、連日妻の傍らに寄り添い続けました。食事の管理から精神的なケアまで、私生活のすべてを投げ打つようにして大橋アナを支えた姿は、当時メディアでも大きく報じられ、誰もが二人の絆の強さを信じて疑いませんでした。しかし、この壮絶な救命と看病の経験そのものが、二人の関係性に修復不可能な「新たな影」を落とすことになります。