キャンプ場に足を運ぶ人々の勢いは留まることを知らない。アウトドア・レジャー産業の活況と連動するように、アニメ『ゆるキャン△』に代表される作品群が日常の癒やしとして定着した。この潮流は文化的な消費にとどまらず、描く側、つまりクリエイター層の拡大にも直結している。
作品を発表するプラットフォームであるPixivには、日々膨大なアウトドア風イラストが投稿されている。プロとアマチュアの垣根を溶かしたのは、言うまでもなくスマートフォンやタブレットの進化だ。場所を選ばずスケッチできる環境が、表現の裾野を爆発的に広げた。