観光地として整備されている都井岬ですが、訪れる観光客が絶対に誤解してはならない重要な事実があります。それは、「御崎馬はペットや家畜ではなく、防衛本能を持った野生動物である」という点です。
現地を訪れる際は、以下の観察ルールを徹底して遵守しなければなりません。
- 原則として手で触れる行為は禁止:一見おとなしそうに見えても、突然の威嚇や噛みつきが発生する危険があります。
- 背後に絶対に回らない:馬の後ろ足による蹴り(後肢蹴り)は致命傷になり得ます。常に馬の視界に入る位置から観察してください。
- 食べ物を絶対に与えない:人間の食べ物を口にすると消化器官の疾患を引き起こすだけでなく、人を餌付けして群れの野生生活を破壊する要因になります。
- 安全な観察距離(最低10メートル以上)を維持する:特に春先の出産シーズンは、母馬が仔馬を守るために神経質になっており、不用意に接近すると攻撃される恐れがあります。
- 車での走行時は最徐行:道路を馬が横断したり、路上で昼寝をしたりしていることがあります。接触事故を防ぐため細心の注意が必要です。
「触れ合えるふれあい牧場」ではなく、「自然の生態系を遠巻きに見学させてもらっている」という敬意を持った姿勢が観光客側に強く求められます。