岡山県屈指のアウトドアエリアとして名高い鏡野町恩原高原。この地が「星空の聖地」と称される最大の要因は、人工的な光害(ひかりがい)の少なさと標高約700mという地理的条件にあります。南側の津山盆地や平野部からの明かりが山並みに遮られ、湿度が下がる夜間には、肉眼で天の川のグラデーションや無数の人工衛星がはっきりと捉えられるほどの暗黒環境が保たれています。
取材班が現地調査を行った新月の夜、サイト一帯は静寂に包まれ、ランタンの灯りを落とした瞬間に頭上へ広がる星の天井は圧巻の一言でした。天文ファンやカメラ愛好家が足繁く通うのも頷ける圧倒的な光景です。
また、広大な敷地は木々や起伏によって絶妙にゾーニングされており、隣接するサイトの視線が過度に気にならないプライベート感も魅力の一つです。「大自然の真ん中で過ごしている」という濃密な没入感と、管理の行き届いた近代的なインフラが見事に両立しています。