俳句作りで初心者が陥りがちな最大の落とし穴が「季重なり(きがさなり)」です。季重なりとは、一つの句の中に複数の季語が混ざってしまう状態を指します。
例えば、「ひまわりが 咲いて嬉しい 夏休み」という句。実は「ひまわり」も「夏休み」も夏の季語であるため、句の焦点がぼやけてしまいます。季語は一句につき一つが原則です。どちらか一方を別の日常語に言い換えることで、伝わる力が格段に強まります。
修正案:「ひまわりが 笑顔で迎える 通学路」
また、文字数が余ってしまう「字余り(じあまり)」や足りない「字足らず(じたらず)」については、初心者のうちは無理に詰め込もうとせず、助詞(「の」「に」「は」「や」)の調整で五・七・五の定型に収める練習をするとリズムが美しく整います。