家庭菜園の定番フルーツでありながら、なぜ「植えてはいけない」とまで言われるのか。その根本的な理由は、地中深くに張り巡らされる地下茎(サッカー)の凄まじい生命力にあります。ラズベリーはバラ科キイチゴ属に分類される低木ですが、草木というよりは竹やミントに近い地下侵食型の生育パターンを持っています。
一度地植えすると、地上部に見えている幹から数メートル離れた芝生や花壇の隙間から、突如として新しい芽(吸枝=サッカー)が次々と頭を出します。「気づいたときには隣家の敷地境界を越えて侵入していた」というトラブルも実際に発生しており、放置すれば庭全体の生態系を塗り替えてしまうほどの破壊力を秘めているのです。