1歳児クラスの6月は、進級や入園から約2か月が経過し、子どもたちが保育園の生活リズムや保育士との関わりに少しずつ慣れてくる時期です。同時に、手指の動きが発達して「つまむ」「にぎる」「たたく」といった動作が盛んになり、自分の起こしたアクションによって周囲が変化することに強い喜びを感じ始めます。
保育指導案を作成する際は、以下のような発達段階に即した具体的なねらいを設定するのが効果的です。
- 環境・感触への興味:絵の具やスタンプ台、シールなど様々な素材に触れ、冷たさや柔らかさといった感触を楽しむ。
- 表現の楽しさ:保育者と一緒に手を動かし、色が画用紙につく面白さや、なぐり描きによる線の広がりを味わう。
- 季節の受容:雨音やカエル、あじさいといった季節の事象に親しみ、親近感を持つ。
1歳児は月齢によって「まだ絵の具を口に入れてしまう子」から「指先で小さなシールをつまめる子」まで様々です。全員に同じ完成度を求めるのではなく、一人ひとりの発達段階に応じた援助ができる柔軟な環境を用意しておくことが、失敗しない活動の第一歩となります。