低糖質麺を利用する上で、多くのダイエッターが見落としがちな重大な盲点が存在します。それは「糖質が極小だからといって、全体のカロリーや塩分が無制限に許容されるわけではない」という事実です。
麺の糖質をゼロに抑えても、スープに含まれる動物性油脂や背脂をすべて飲み干してしまえば、脂質の過剰摂取によって体脂肪の燃焼は停滞します。さらに、濃い味付けを維持するために塩分濃度が高くなると、体内に水分が溜まりやすくなり、むくみによる見かけ上の体重増加を招きます。「糖質オフ麺を食べているのに痩せない」と嘆く人の食生活を紐解くと、スープを完飲していたり、トッピングの揚げ物で脂質を過剰に摂取している事例が多々見受けられます。
もう一つの注意点は、難消化性デンプン(レジスタントスターチ)や難消化性デキストリンといった食物繊維の急激な大量摂取です。普段あまり食物繊維を摂っていなかった人が急に毎食置き換えると、腸内細菌による急速な発酵が進み、激しい腹部膨満感や下痢、便秘の悪化を引き起こすことがあります。まずは1日1食、週に数回から胃腸を慣らしていくアプローチが安全です。