据置型のテーブルコンロを自分で設置すると決めた場合でも、作業前に絶対に外せない技術的確認事項があります。その筆頭が都市ガスプロパンガス見分け方と、それぞれに対応する専用部材の選定です。
日本の家庭用ガスは、地下配管から供給されるメタン主成分の「都市ガス(12A・13A)」と、屋外に設置されたボンベから供給される「プロパンガス(LPG)」の2系統に分かれます。両者は発熱量と供給圧力が根本から異なるため、器具を誤って接続すると、不完全燃焼による高濃度の一酸化炭素(CO)発生や、異常燃焼による爆発的な火災を引き起こします。ガスの種類は、検針票の記載、屋外のメーター・ボンベの有無、あるいは既存コンロの銘板シール(「都市ガス用 12A/13A」または「LPG プロパンガス用」)で100%確実に照合しなければなりません。
接続に使用するガスホース(ゴム管)も完全に規格が分かれており、併せて以下の仕様を厳密に揃える必要があります。
- 都市ガス用ゴムホース:外観はペールベージュ(淡いベージュ色)で、内径は一般家庭用で9.5mm規格が標準。
- プロパンガス用ゴムホース:外観は鮮やかなオレンジ色で、耐LPガス性に特化した素材が使用されている。
- ガス栓の形状確認:先端が細い金属パイプに赤いラインが引かれた「ホースエンド型」か、ワンタッチ差し込み式の突起を備えた「コンセント型ガス栓」かを見極める。
「以前の住居で使っていたホースがまだ綺麗だから」と古いゴム管を再利用するのは極めて危険です。ゴムホースは油煙や経年劣化によって硬化・微細なクラック(ひび割れ)を生じやすく、安全上の耐用年数は約3〜5年とされています。テーブルコンロ本体を刷新する際は、数百円から千円程度を惜しまず、必ず新品のガスホースを用意するのが業界の鉄則です。