近年、野草採取の現場において新たなトラブル要因となっているのが「スマートフォン画像判定アプリの過信」です。AIによる植物判定技術は進化していますが、新芽の段階では葉の細かな毛や厚み、香りまでを識別できず、トリカブトを「ヨモギ」と誤判定して事故につながった実例が複数報告されています。アプリの判定は参考程度にとどめ、最終判断を委ねてはいけません。
また、採取場所の選定にも厳格な基準が必要です。以下の場所での採取は衛生上・健康上のリスクが高いため絶対に避けましょう。
- 除草剤が散布されている可能性のある農道・空き地・線路沿い
- 犬の散歩コースになっている公園の遊歩道沿い(寄生虫・排泄物汚染のリスク)
- 交通量の多い幹線道路脇(排気ガスや重金属の付着)
- 他人の私有地や採取が禁止されている自然保護区・国立公園
「日当たりが良く、清潔で管理された場所」を選び、周囲の環境全体を観察する視点を持つことが肝要です。